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普通じゃなかった僕が普通であることの幸せを語る

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突然ですが、僕には年収1000万を超える友人がいます。
とは言っても、お金の面で助けてもらったことはありません。
虎の威を借る狐ではありませんが、僕の周りには珍しいタイプの人です。
夜の世界とはまったく無縁の友人でした。

この何気ない出会いの中で、ひとつ気がついたことがあります。
僕は富裕層の暮らしぶりを知らないな、ということです。

彼とは20歳の頃にネットゲームで知り合ったのがきっかけで、かれこれ10年以上の付き合いになります。
レポートの代筆や、サイト分析、またはHTMLの学習など、彼から受けた依頼は多岐にわたります。
そのときに頼まれて行ったことがライターとして必要な知識になるとは思ってもみませんでした。

彼は、いつも自分のことを「普通」だと言います。
普通の家庭に育って、普通に人生を歩んで実績を積み、普通に出世しています。
そんな彼を見て「僕は普通じゃなかったのか!」と思い知らされる場面もあって普通と普通じゃないの棲み分けのようなものを感じたのです。

債務整理の相談で溜め息

そんな普通を自負する彼に、お金の相談があったそうです。
ポジティブなお金のトラブルを請け負うつもりで話を聞いたら、債務整理というネガティブなお悩みで驚いていました。

デリケートな相談なのでそれ以上、掘り下げることはありませんでしたが、「お金の相談ってそっちなんだ……」が僕の感想でした。
お金に余裕のある彼の常識で言えば、お金の相談とは確定申告財産管理のことだったのでしょう。
債務整理の相談というのも僕の目から見ると「軽い相談だな」と思ったのですが、彼にはズッシリとのしかかるネガティブなものだったようです。
これは『自分の常識』によって生み出された認識による差です。

1万円でいいから貸してくれない?

僕の交友関係には、お金の管理が出来ないタイプの人が多くいました。
定期的に連絡を寄越して、返す当てのないお金を貸してくれと言うのです。

お金の相談とは、僕にとってはこっちの方が一般的でした。
「1万円でいいから貸してくれない?」と言われたときに、なけなしの5000円を貸したことがあります。

もちろん、返ってきませんでした。
一度貸して返ってこなくなった時点で二度目はありません。
しかし、一度貸したという実績で定期的に連絡がくるので、縁を切るという選択を取らざるを得ないこともありました。

お金が必要なときだけ連絡してくるのは気分が良いものではありません。
それに僕もお金があるわけではないので対応できないわけです。
金の切れ目が縁の切れ目とはよく言ったものです。

風俗嬢の債務整理

例として別の友人のお話をします

僕の友人に200万円以上の借金を抱えた女性がいました。
風俗業界でフルタイム勤務しており、それでもお金が足りないと言うのです。
そこで僕は彼女の債務整理を考えるようになりました。

彼女の月収は50万を超えます。
年収にすると1000万前後でしょうか。

しかし、その収入から毎月25万が借金とカードの支払いで出て行きます。
家賃や光熱費や駐車場代として20万支払って、残った5万円が雑費と食費です。
毎月生活は苦しく、どれだけ働いても貯金ができません。

50万円の稼ぎがあるのに200万円が減らないことに彼女も僕も疑問を感じていました。
借金の詳細が分かるにつれて納得することになるのですが、この時はまだ分かりませんでした。

減らないカード払い

買い物の大半を彼女はリボ払いで支払っていました。
クレジットカード3枚を便利だからと、目的別で使い分けている状況でした。
基本的に分割払いです。

すると、毎月返済しているはずなのに元金がなかなか減らないループになって返済が終わらないのです。

金遣いの荒い交際相手

彼女は、家にお金を入れない彼氏と同棲していて、2人分の生活費が必要です。
生活費も食費も全て彼女が払っている状態でした。
彼氏は好き嫌いが激しく、定期的に通販で食べ物や飲み物を箱買いして暮らしていたのです。交際相手は何かあるたびにお金を要求しますし、「駐車場代を寄越せ」お金がないときに追い打ちをかけたりもしました。

聞いている僕がうんざりしてしまって、「別れれば?」と言ってみるものの、彼女は聞く耳を持ちません。
僕は、1年ほどかけて彼氏の愚痴を聞きつつ、探りを入れて借金一覧を作りました。
そして全体が見えてきたところで、返済を素早く終わらせるプランを彼女に提示することにしました。

リボ払いと利子の高いところを先に払う

出来高制の風俗業界では給料が安定しないため、払えなくなることも多々あります。
優先的に支払う場所を理由を付けて説明しました。

リボ払いでは返済金額2万5000円のうち、元金5000円に対して支払う利子手数料が2万円と高額でした。
他の金融業者が遅れても、リボ払いだけは絶対に余分に返済し、毎月元金を減らすことを提案しました。
彼女も内訳を見て、それに同意します。
4ヶ月かけてリボ払いを完済させたことで、他社の借金返済に目処が立ちました。

普通なだけでは幸せにはなれない

僕が見てきた社会の常識では、彼女のようにお金に苦しむ人ばかりでした。
食べるものを我慢する暮らしは僕にも経験があります。
彼女はその後、1年かけて借金を完済できたのです。

借金がなくなったことで彼氏と別れて出直したという報告がありました。
苦難を知ったことで彼女は普通の暮らしが幸せだと感じられるようになったと笑います。
派手な暮らしで身を滅ぼすことも幸せに続いているのかなと、その時に僕は教えられた気持ちでした。

まとめ

ネガティブな体験をせずに、幸せを実感するのは難しいのかもしれません。
困難な状況を知らないまま、自分が幸せだと言い切ることが難しいからです。
日本は豊かな国なので、普通を自負する友人のように貧困と縁がない人もいます。
それはとても幸せなことです。

貧困が身近にないことは幸せなことではありますが、ある意味で不幸でもあります。
少しの理不尽が大きな不幸に思えるからです。

この世の中は理不尽なことが多いです。
他人の方が優遇されていると思うと不幸度が上がります。

幸せは見て比較するのではなく、体験して実感するものです。
ネガティブな体験には幸せが隠れています
人生や体験を諦めないでください。

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