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過保護のカホコから受験戦争のその先を読み解く

2019年3月17日

夏休みがそろそろ終わってしまいますね。

私の高校時代の夏休みといえば遊びほうけておりばかりいて、夏休み明けの科学のテストで人生初の0点をとったのも今では懐かしい思い出です笑

中学や高校は3年にもなると夏から受験対策を始める生徒もよく見かけます。

近年でこそ、学力以外の能力にスポットが当てられるようになりましたが、まだまだ学歴社会の色がつよい日本です。教育は絶対に必要で日本の教育システムは世界でも絶賛されているほどです。しかし、その一方で月~金で決められた時間を決められた所で決められたカルキュラムを消化する。今のカルキュラムはわかりませんが自分の学生時代はユニークさや独創性、創造性は評価対象としてはあまり重視されておらず『企業戦士』を育て上げるシステムと言われても何となく納得してしまうような感じでした。

ボクタチハナニヲメザシテイルノダロウ

geralt / Pixabay

《今それをなんのためにしているかがわからない》

それが決まっていない状態である間はただの消耗戦でしかありません。遥か昔の拷問に、石を積み上げさせ大きな山を作り、それが完成したらまたそれを数キロ離れた場所に移すがあったそうです。積んでは崩しまた移すの繰り返し。肉体的にもそうですが自分にとって無為な作業は精神的に死ぬほどきついです。目標のない行為というのはただただ虚しく活力や動力をどんどんと奪います。やりたくもないしやっている理由もわからないこんな状態で通学(通勤もだけど)している状態は本当に苦痛でしかないと思います。

私はリハビリの仕事をしているため入院や入所をしている患者さんや利用者さんに対して、目標を共有し解決するための練習や訓練を行います。自身で明確な目標を提示できない方も多く、生活のモチベーションが基礎にないためリハビリの介入効果も上がり難いといった場面にも多々遭遇します。

 

基本はトップダウン!!無理ならボトムアップ!

StockSnap / Pixabay

全てのジャンルにおいてモチベーションが高くどんどん伸びていく人の共通点とはなんでしょうか?

それは、モチベーションの高い人は明確な目標を必ずもっているということです。長期的な目標に加えて短期的、極短期的な目標もその人の中で必ず明確で尚且つ具体的です。受験生にもいえることですがリハビリ現場でも同様のことが言えます。

まず、リハビリ介入時はコミュニケーションが可能な方に対しては面談にて必ず希望を聴取します。

 

「リハビリしていくにあたって目標とかってありますか?」(´∀`*)

( ´・ω・)「とりあえず歩けるようになりたいです」

 

このままだと確実に伸びませんね。

 

伸びる人や目標を達成する方の場合は食い気味にきます。しかも、かなり食い気味にきます笑

 

( `・ω・)「kamunaさん!私、また仕事に行けるようになるために絶対歩けないといけないんですよ!最低でも家から駅までの200mは杖でもなんでもいいから一人で歩けないと行けないんです!!あっ階段も使うか…そうそう200m歩くっていっても結構な坂もあるんですよ!!上り坂はいいけど下りが不安だな~…とりあえずそこは絶対ですね!そうそう釣りもするんですけど3時間とか座っておけるようになったりますか!?入院する前なんてすごい大物釣りあげ…」

「な、なるほど…」(´∀`;)

 

こんな具合になるんでじゃあそれらの課題をクリアするためにはどうしたらいいかという形でプランを提示していくわけですね。「とりあえず歩きたい」の場合だと「歩いてなにがしたいのか」(ここが大事)を探すのにかなり時間かかる訳ですよ。ただ歩くっていっても「部屋の中を歩ければいいのか」「歩いてトイレにいけるようになりたいのか」「雨の中を傘を差しながら歩いて買い物に出かけられるようになりたいのか」でも対応がかなり変わってきます。リハビリも期限が決められているので早めにモチベーションに繋がるような目標を探したいところなんですけど、他者から提示された目標だとその時は納得してても結局はダメですね。本人の意思の源泉から湧き出るようなものでないとうまくいきません。

 

この目標設定の場合、ピラミッド型の頂点にある達成したい具体的な目標が明確で、そこからいまやるべきことを探っていくという手法をトップダウンといい、頂点がよくわからないからピラミッドの底から探りながら頂点を目指していく方法をボトムアップといいます。

 

どちらが良くてどちらが悪いかということは決してないのですが、ボトムアップは時間が掛かるし経過の中で萎えることがほとんどです。ボトムアップで可能性を広げておくということも非常に重要ですが、僕としては断然にトップダウンをおすすめします。

 

学生にもいえることで将来への具体的な目標が決まっている生徒は1ヶ月の1週間の今日のやることが明確になっているので生き生きとしていて判断も早いです。モチベーションさえあれば部活と勉強の両立も可能です。

 

やることが明確でない生徒はとりあえず登校して、とりあえず授業受けて、とりあえず進路決めてとなります。基本的にとりあえずなので選択も消極的です。

 

そしてなんとなく卒業できてもやることが決まっていないため、とりあえず給料をみて仕事を決めて、とりあえず毎日通ってと企業戦士ルーティンになっていくわけですね。とりあえず与えたれた課題やってればなんとなく進んでいく感じがあるから流され易いんですよ。

 

仕事の場合でも

 

( `Д´)「はいとりあえずこれやっといて ドサッ」

「わかりました…」(´・ω・` )(はぁなんだかやる気でないな…)

PublicDomainPictures / Pixabay

のパターンですね。

 

しかしながら、とりあえずでもやってるんだからボトムアップになっているんじゃないかと思いますが、

 

「とりあえずやっておく」

「やりたいことが見つかった時のために今できる能力幅を広げておく」

 

ではかなりの差がでます。というか後者の場合は「やりたことが見つかった時にいつでもアクションできるよう今の自分の能力幅を上げておく」という明確な目標の基に行動が決定されているのでそれはそれで色々と捗ります。

 

年なんて関係なくていつでも人生はシフトできるなんてはいうのですが、実際は所帯や会社、生活水準やローンなど色々なものに縛られて年々、腰が重くなっていきますからね笑

 

別に「とりあえずできてるしいいんじゃね?」もそれはそれでいいんですけど、やはり目標のある生活は人を生き生きとさせるということは間違いないです。

 

環世界を広げる

Pexels / Pixabay

生き生きとしていて活動的で選択に迷いがない人は人生をトップダウンで生きていると言いましたが、ではその目標はどのようにして見つけていけばいいのでしょうか?

 

 

それは《環世界を拡大する》ということ一点のみです。

 

 

環世界というのは、ざっくりいえば種族や個体別の世界観みたいなものです。ドラクエで言うと初めの村から次の村に行くようなものです。

最近、嫁さんと一緒に「過保護のカホコ」というドラマをHuluでみるのですが、まさしくカホコもそうですね。過保護の両親に育てられたカホコは好きな男性によって環世界をぐいっと拡大し成長していきます。現状では温々ととても何不自由ない生活なのですが、両親が失くなれば本当になにもできずその時に焦って色々アクションを起こしても後手に回ることが多くなりその後の苦労が凄そうです。それを危惧した男性がカホコを変えていくという話ですね。環世界の広がったカホコは自分の生きている意味や本当にやりたいことを探して毎日の繰り返しのような生活を抜け出し生き生きとしていきます。

環世界の拡大により

[わからないことがわからない状態]

から

[わからないことがわかった状態]

になるだけでもすごいことですね。

 

もし、生まれてから誰とも接することなく何も経験することがなかったらどうでしょうか?

 

そのような動物は栄養を摂取していても早く衰弱します。なぜ衰弱するのか?多分、本人の中で生きている意味がないからでしょうか…豊かなはずの日本の中でなぜか心が衰弱している日本人って多くないですか?

 

カホコの親の気持ちも本当に痛いほどわかるのですが、こどもに対しては座学をさせるというよりも環世界(自分の知らない世界)を広げ【興味が爆発すること】 【いてもたってもいられなくなるようななにか】見つけられるように接していきたいなと常々思っています。そこから座学に繋げないと何にもなりませんからね。

そして「これがしたい!」っていうものがあれば、それができるよう最大限にアシストしながら、それを自立して行えるように支援していくのが僕の親としての務めだと思っています。

僕の友人が「人生なんて死ぬまでの暇つぶし」とよく言っていますが、まぁある意味本質をついているような気がしますが、友人の言葉を借りれば’’最高に面白い暇つぶし’’と’’最高につまらない暇つぶし’’どちらで人生をつぶしていくかということなんですね。

給料でなくてもいいからやりたい仕事とかワクワクしません?笑

まとめ

受験戦争の先に待っているものはなんのことはない’’生活’’です。受験に失敗しようが成功しようがそこにはただ”生活”があるだけなのです。その生活にやりがいをもって生き生きとさせるには明確で具体的な目標が必要です。そして、その目標を頂点にトップダウン式で意思や行動を選択し決定していくことが大切です。目標を選定するためには爆発するような興味や、いてもたってもいられなくなるような何かを見つけることが最重要であり、そのためには環世界を拡大していくということが最も近道となります。カホコのように一人の男性との出会いが人生を一変させ大きな目標のきっかけになることがあるように。

学歴社会の中で受験戦争に参加するということはとても大変なことです。目標もなくモチベーションも低い状態では必ず潰れます。なんとか抜けてもその後の生活で詰みます。

学生の内に意識的に目一杯まで環世界を広げ心から興味を向けられることを模索しそれらを達成するためのツールとして勉強や受験に取り組んでいってもらえればと思います。

今日のあれこれ

色々な場所に赴き色々な体験をする。色々な人と交流し見聞を深めていく。興味のあることに時間を費やす。人生を構築していく上でこれほど有意義なことはない。思っているより人生は短い、この世を去るときに気づいたのでは遅い。そして、ネットでの評価悪いですが自分的にはカホコ面白いです。



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