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スカウトマンとして学んだ『姿勢』の話

キャットウォークの画像

昔から猫背で姿勢の悪いルイス秋村です。
それもあって後ろ姿が格好悪いと言われることもありました。

この姿勢という言葉には、複数の意味があります。
今回は意味合いの異なる姿勢のお話です。

夜のお店に関わり始めたばかりの頃に1週間ほど新人ホストの研修を受けました。
そのとき教育係だったNo.4の先輩が教えてくれたことのひとつに、こんなものがありました。

「夜の仕事は格好付ける仕事だから、ちょっとしたことでも格好良く見えるように意識しなさい」

若い人ばかりの夜のお店なのに大人っぽい人ばかりだった理由が分かった気がしました。
先輩たちから受け継いだ教育の影響が少なからずあった、と今では思います。

歩き方と立ち振る舞い

スカウトマンとして街に立つようになって思うように成績が伸びない時期がありました。
姿勢の悪い僕は、前屈みで溜め息交じりに喫煙所に向かいます。

人を連れていかないと給料は0ですし、何かと支払いはあります。
落ち込んでいく気持ちを打ち消すには、結果を出さないといけません。
悩めば悩むほど地面ばかりが視界に入ってきます。

喫煙所の近くにがあって何とはなしに覗き込んで気がつきました。

「自分だらけてんなぁ」

そのときに先輩から教わった『格好良く見えるように意識する』ことを思い出したのです。

僕は、歩き方と立ち振る舞いを変えることにしました。
モデルの歩き方を調べて、視線は真っ直ぐ遠くを見るように過ごすようになりました。
すると、僕自身がモデルのスカウトに遭遇したり、連絡先の交換が増えたり、と良いことが続くようになったのです。

そういった成果が積み重なって自信に繋がっていきました。
堂々とした立ち振る舞いと、格好良く見せる行動は自分の成果に繋がったのです。

仕事との向き合い方

風俗業に関係する仕事ということもあって、だらけてしまう人が多くいました。
結果さえ出せば、どこで何をしていても怒られないという緩い環境でした。
サークル活動のように軽く入ってきて、簡単に来なくなることも珍しくありませんでした。
従業員の中には、出勤時間中にずっとパチンコ屋で時間を使う人もいたほどです。

真面目に業務に関わり続けた僕と、パチンコ屋で過ごした従業員とで、お店との関係性に変化が出ました。

スカウトマンとしてお店側が覚えていてくれたのは、パチンコ屋にいた人ではなく、何かと顔を出して話ができる僕の方だったのです。当たり前ですが……。

お店側が要求することの中には無茶なお願いもありました。
昼間から終電頃まで働いていた僕に、深夜営業のホストクラブに出勤してくれという依頼もありました。
残念なことに給料は出ません。

それでもボランティアとして手伝うことで紹介する人材が優遇してもらえたり、紹介料を多めにもらえることもありました。
プロ意識という言葉がよく使われますが、この頃の僕はプロ意識を持ったスカウトマンに変わっていました。

人生に対しての姿勢

ずっと忘れていたことなのですが、最近になって人生が動き出す感覚を味わうことがあります。
それは僕が前向きに生きられるようになったことで、昔のように人生を前向きに歩き始めたからだと気がつきました。
人生と向き合う姿勢で、感じ方に違いがあるようです。

しつこいようですが、最近まで僕は不幸だったからです。

小さな変化が大きな変化に繋がって幸せな人生を歩めるようになったと今では感じています。
お金がなくても、苦しくても、辛くても。
姿勢がしっかりしていたら結果が後から付いてくることを思い出しました。

先輩が教えてくれたのは『なりたい自分と同じ姿勢をする』ことです。
形だけでも『なりたい自分』を演じて過ごせば、それが徐々に身についていくことをホストの世界では教えていたのでした。

なりたい自分を大切に過ごしてみようと考えて僕は今、暮らしています。

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