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僕がネトゲで得たもの

2019年4月2日

ネトゲで得たタイピング速度

ネットゲームに長い時間を注いできたルイス秋村です。
それほどネトゲにのめり込んだ理由は社会との繋がりにあったように思います。
普通の人の視点で言えば、何日も、何週間も、または何年も無駄に使ってきましたが、まったく何も得られないわけではありませんでした。

ネトゲは怠惰な大罪

自己啓発の場において、ネットゲームという娯楽は許されない大罪だとされています。
生産性がまったくないからです。
オンラインで仲良くなった人であっても、ゲームが終われば散り散りになってしまいます。
積み上げてきたものが運営している会社の判断で簡単に消え失せてしまうのです。
レベルも人間関係も地位も名誉も、ゲーム内アイテムや通貨の価値も、全てです。

僕がそうでしたが、ネットゲームのコミュニティを失ってしまうと社会との関わりが途絶えてしまいます。

引きこもり無職メンヘラで心を病んでいた僕にとって、そんな薄っぺらい繋がりが心の支えでした。

話しかけてくれる人がいる、話し合える人がいる、聞いてくれる人がいる。
何気ないことで楽しく過ごせる人がいるということは、家族がいるということと同じくらい幸せなことだったのです。

夜の世界との類似点

夜の世界も仲良くなった人が離れていく職場でした。
20代で卒業するか、30代前半で卒業する人が多く、仕事を長く続ける人も少ないです。
「ネトゲ廃人でした」と自己紹介することを恥ずかしく思うことと同じで、「夜の仕事をしていました」という自己紹介も少々ためらわれます。

当サイトの記事内で散々夜の仕事を行ってきて思ったことを書いていますが、実際には誇れる肩書きではありません。
どれだけ当時偉かったとしても、どれだけ強かったとしても、現実社会では実績として認めてもらえません
夜の仕事をしていたときに、似た社会だな、と感じる場面は多くありました。

 

昔ネトゲで知り合った人に「総勢200人のギルドを率いて王様をやっていました」と仕事の面接で答えて入社した人がいました。
彼は、牽引力統率力を評価されたと笑っていました。

しかし、それほど人望があったにも関わらず、オンラインゲームで独裁政権を作って排斥され、二度と返り咲くことはなくなってしまいました。
ゲーム内ですれ違っても、知らない人たちは文句を投げつけます。

夜の仕事でも同じでした。
とても人望の厚い幹部が独立したときのことです。

50人のホストたちを何とか集めてオープンにこぎつけたものの、代表となった人が豹変しました。
最初の1ヶ月を待たずに、お酒を飲んだ新代表が従業員を殴りつけて命令を聞かせようとしたのです。
恐怖による支配は、あっという間に崩壊して苦労して集めた従業員数が10人以下にまで減ってしまいました。
新代表になった元幹部は、お店を存続させることが出来なくなって引退してしまったのです。

せっかく積み上げたものを誰でも分かる失敗で壊してしまうと許せなくなるものなのだな、と学んだ出来事でした。

ネトゲで手に入れたもの

友人

友人たちは、消えたり残ったり、戻ったりと様々です。
オンライン上にいる人たちは結婚や就職、転職などによって連絡が途絶えることが多くあります。

それを無駄だと思うか、経験だとするか、意見が分かれるところでしょう。
僕は、どちらの気持ちも感じています。
無駄だったなと思う反面、良い経験になったとも思うのです。

タッチタイピング・ネットリテラシー

タッチタイピングやネットリテラシーというものは、長年積み重ねてきたものですので簡単には無くなりません。
1秒間に最低で5タイプ、2分間通した総タイプ数687というスコアが出せるようになったのもネットゲームのおかげです。
パソコンを必要としない暮らしの中では何の意味もないスキルですが、パソコンを使ってメモを取る場合などに非常に有益なスキルとなっています。
インターネットのない世の中になれば、このスキルも隠し芸程度の価値しかありません。

社会と繋がっている安心感

社会と繋がっている安心感は、当時の僕には大きな勇気となりました。
日々を生き抜くための勇気です。
毎日を絶望して暮らしていた中で、笑顔をもらう場所でした。

今、僕が前向きに生きていられるのは、彼らに笑顔をもらったからだと思います。
毎日死にたいと願って苦しんで生きていたのです。
薄暗い部屋の中で「頑張れ」と言われたことで励まされていました。
未だに思い出して励まされることもあります。

外国語に前向きになった

様々なネットゲームを渡り歩いてきました。
その中には外国人がたくさんいるサーバーに接続するものもあって、学生の頃に勉強しなかった英語が多少分かるようになりました。

ゲーム以外でも、チャットソフトで話をするときに「英語を理解する日本人はレアだよ」と言われたときは、英語でコミュニケーションが取れることを嬉しく思いました。

僕は、オンラインでフランス人に英語を教わりました。
英語が話せないと言っても英語で彼は言います。
「いいから話そう」
そのおかげで英語に対する苦手意識は弱まったように思います。
ネット上で、中国、マカオ、韓国、アメリカ、フランス、スウェーデン、ドイツなど、世界中の人たちと話す機会を得られたのですが、未熟な英語のまま甘やかされたおかげで、まだ思ったように話すことはできていません。
日常会話をすらすらと話せるようになることが目下の目標です。

まとめ

引きこもる人たちには、それぞれ理由があります。
人生の転機を失敗したと思っている人たちです。
挫折に敏感になり、失敗に敏感になった人たちなのです。

引きこもりを許すかどうかは、ネトゲ社会夜の社会とは違って他人の仕事ではなく、自分自身の仕事なのだと僕は最近になって気がつきました。
自分を許すことができない人たちが引きこもってしまうのです。

時間やお金を失うばかりのネットゲームですが、意外と得るものもあったように思います。
『得るものがあるかもしれない』と考えて過ごすことができなくては、何をしていても得るものは無いのかもしれません。
僕は今日も得るものを探してネットを探し回ります。
自分の過去や失敗と向き合います。

そうやって人は成長していくのではないか、とも思っています。

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