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コミュ障だった僕が夜の仕事で学んだコミュ力

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僕は別の記事にも書きましたが、ホストやスカウトマンという夜の業界で仕事をしていました。
2年ほどかけて役職のある幹部となり、ちょっとした街の名物お兄さんだったのです。
街ゆく人たちは僕に頭を下げますし、僕も頭を下げて受け答えします。
たまに別の業者さんたちと雑談をしながら仕事をするのが日常でした。

コミュニケーションが苦手な僕にとって、この些細なやり取りは難しいことでした。
そんな夜の業界の上司から学んだコミュニケーション能力を向上させる方法をシェアしたいと思います。

話しの上手さはテンプレート

昔から話すのは好きなのですが、論点などを整理するのが苦手でした。
僕の会話は、好奇心で話している内容が変わっていきます。

国語の授業中、「諸行無常の響きあり」という内容から、先生の自宅の近所にラブホテルが建設されるので、抗議にいったら従業員面接だと間違われた。
という話に脱線させたことがあります。
僕のいるクラスでは先生が会話を脱線させることが多く、面白い体験談が聞けました。
しかし、友人と会話をするときは、好奇心に吸い寄せられるように話をするので会話が成立しないこともよくあります。

夜の仕事を始めるにあたって、上司から伝えられたことはテンプレートを用意しておくということでした。
お金がなくてご飯も食べられないような暮らしぶりの上司は、貴重なお金で僕にシステム手帳を買い与えてくれました。
そのシステム手帳を今でも大事に持っていますが、手帳の中には会話のテンプレートがビッシリ書き記されていました。

受け答えを予測して答えを用意しておく

自分のセールストークに対して、相手が疑問に思うことの回答を用意しておくのです。
ただ漠然と「夜の仕事やりませんか?」だけでは、「やりません」と返答されて終わってしまうからです。

普通に仕事を持っている人に声をかけるので、仕事を辞めてでも夜の仕事をしたいと思ってもらわなくてはなりません。
会話によって見てみたいという好奇心を引き出して、お店に連れて行きます。
そのため、否定されること全てに答えを用意することで相手に選択する時間を与えないようにするためです。

ズルイと言われる手口かもしれませんが、意外と一般社会でも使われる手口です。
当時スカウトを行うときに使っていた返答テンプレートの一部をご紹介します。

週1回勤務でも良いですか?

はい。構いません。
入店後、最初の月だけ10日間の日給保証があります。
次の月からは保証がなくなってしまうので週1で4日しか出勤しなければ、6日分がもらえなくなります。

一度は見てみたいという気持ちがあっても、「怖い」「悪い」「辛い」の3つの不安が消せません。
そのため、まず一歩踏み出してもらうために仕事の休みの日、週末限定の週1回勤務でも可能だと伝えるのです。
すぐに辞められるという安心感も同時に与えています。

住んでいる場所が遠い

寮があります。
即入居可で、ホスト複数人が一緒に暮らしていて、お店から徒歩5分ほどです。
修学旅行みたいな感じで従業員たちが楽しく暮らしています。
プラズマテレビも設置されているので毎晩ゲームをしたり、映画を見たりと盛り上がっていますよ。

通勤する距離が遠いことを理由に無料の店舗見学などを断る人がいました。
しかし、素直に断られていては仕事になりません。
マンションひとつを借りて集団生活をするホストの暮らしをポジティブに説明して「即入居可です」と言えば相手は言葉に詰まります。
相手が行動するまでの時間を短くするためのテンプレートとなり得るのです。

いつ行けるか分からない

いつ来られるか聞いて、なんとなくでも約束する。

テンプレートとしては、次に街に来る日を訊ねます。
分からないと答えられた場合、連絡先の交換を持ちかけます。
断られたら、「じゃあ名刺渡しておくから思い出したら連絡して。いつも街にいるから今度カラオケでも行こう」と伝えて話を終えることで漠然とした約束が残ります
連絡したときに彼の名前などを覚えていたら、信頼度も上がり成果に繋がります。

成果を出すには速度が重要

即断即決というのは難しいことです。
多くの人が決断するためにリサーチをしながら時間をかけて悩みます

その決断を促進させるのがスカウトマンの仕事でした。
人の数を増やすことで自分たちの収入だけでなく、お店の利益、従業員の利益、街全体の利益となったのです。

普通の仕事をしている若者を夜の世界に引き込む仕事だったのもあって、誇れるものではないかもしれません。
しかし、コミュニケーションの方法を学習する貴重な経験でした。
テンプレートを作成したおかげで会話を円滑に行えるようになり、スカウト支部で1番の成績を出せるようになったのです。

パターンの組み合わせ

話し始めにはパターンが存在します。
英語での会話は大抵「hi」「Hello」という挨拶から入りますよね。
そんな風にパターンを作って会話をしていくことでコミュニケーションを上手に行います。
前述したテンプレートのように会話の着地点を決めてパターンを作っておきましょう。

会話は反射神経

言葉のやり取りに時間のかかってしまうと面倒だと思われます。
「早く帰りたい」と思わせてしまえば、コミュニケーションは失敗です。
とりあえず反応するという癖をつけるとコミュ力が上がっていきます。

何かを言われたら「はい!」と一回返事してみてください。
その間にできないことだと認識できれば「って、いや無理です」とか否定することは可能なのです。
相手にとって一番困ることは反応がないことなので「聞いています」が相手に伝わるようにしましょう。

話し相手を想定する

相手を想定することでパターンを作りやすくします。
主に下の4つに分類できます。

年齢

相手が自分より年上かどうかで話し方、話題などに変化が出ます。
僕が見てきた社会では、年上の人は年下の人と豆知識面白い出来事を共有しようとしていました。

立場

上司、部下の違いでも会話の内容が変化します。
経営者と従業員でも身内の起こした過去の失敗や、頑張って達成した成功例などがよく話題にあがります。

目的

話を通して何を伝えたいかを決めている場合は、目的にたどり着くように話しましょう。
コミュニケーションは人と繋がりを作ること以外に、お願いを聞いてもらうためにも行います。

話の終わり方

話をどのように終えるかを意識するとコミュ力が上がります。
映画を見たあとに「面白かった」で終わらせるか、「別の映画も観たいよね」と話を広げるかを意識することができれば会話上級者です。

話す相手をこの4つのどこかに分類してパターンを用意することで話しやすさが変わります。
大まかな話題の方針とも言えます。
たくさんのお客様との出会いの中で考えたのはカテゴリーすることテンプレートでした。

まとめ

キーワードの結びつきで回答を用意しておくと、考える時間が大幅に短縮されます。
空白の時間が減ることは、どんな場面でも役に立ちます。
コミュ障だと感じている人ほど会話の受け答えのテンプレートを用意すると良いでしょう。

自分の知らないことには素直に知らないと伝えることも大切です。
知ったかぶりをすれば、後々苦しくなる場面が出てきます。

考えながら話をするよりは、ある程度の予測の中で会話を行う方がスムーズに進みます。
雑談の予測を立てて会話をしてみるのも練習になります。

例えば、「寒いですね」に対しての返答は大まかに3つです。
「ほんとですね」と肯定するか、「昨日よりはマシです」と少し否定しながら話を広げようとするか、または全然関係ないことを話すかのパターンなわけです。
三択だと分かれば、それほど選ぶことは難しくなくなるはずです。

自分が返事をする側だとしても、上記した3つから選べば会話が進んでいきます。
コミュ力は「肯定」「否定」「その他」の3つから選ぶテンプレートで向上させることができます。

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